さて。
今日は東京公演までの日々を振り返ってみます。
FREEFUNKで演奏するのは5曲と決まった。
うち、2曲は他のアーティストさんのバック演奏。
1曲は『大丈夫、大丈夫』という、ORITOさんが大変な状況にあった弟さんに捧げた曲。
2曲目は『I Never Thought』、ORITOさんがメンフィスのウィリー・ミッチェルのもとで録音し
日本に凱旋デビューした1stアルバムに収録されている曲。
3曲目は『OUR BEAT(鮑の艶話)』、ORITOさんとFREEFUNK、それに
トークボックスのシュウタロウ君をフィーチャーしてレコーディングした、
ちょっとエッチでおバカなファンクソウル。
『大丈夫、大丈夫』と『OUR BEAT』はORITOさんとも、
ORITOさん亡き後も、何度となく演奏してきた。
が、『I Never Thought』、
これは今回の選曲会議で、トークボックスをフィーチャーして1曲があってもいいのではという案が出て、
私とシュウタロウ君で演ってくださいとオファーがきたもの。
早速その日に曲を覚え、次の日ひとりでスタジオに入って
曲のキーを上げ下げして一番ハマるキーを探した。
ていうか、スローバラードのソウルって、聴くと歌うじゃ大違いなんだよ!
歌ってみたら全くサマにならない曲の典型ぢゃないか(汗)!
でございましてね、
ここから約1ヶ月の苦悩が始まったのです(笑)
歌っても歌っても、「違うのよねー」てことしか分からない(^^;;
キーも、E♭とかFとかの♭系でやりたいと思いつつ、
E♭は平歌が低すぎ、Fだとサビの高音が硬くなる。
間をとってEかぁ・・・♯系は何かキラキラしちゃうんだよねー、
ま、バンド的には弦の人は解放弦使えるとかメリットなのかなー、
歌も一番無理がないしねー、
(何のこっちゃという人は気にしないで下さい 要は悩ましかったの、うん。)
つーことで、
艦長とシュウタロウ君にも歌を聴いてもらい、
やっぱしな感じでEに決定。
ここからは、シュウタロウ君と2人、
どう振り分けて歌うか、の案を色々出して演ってみて、を
何度もスタジオに入っての繰り返しでした。
出だしは歌始まりで、Bメロをトークボックスにつなげるのがいいだろう、
というのはすぐ決まったけど、
まーその後は、色々ひっくり返りました。
サビのデュエットの割合とか。
『トークボックスをフィーチャー』
『初めてトークボックスを見る人は気になってスゴーく見たいだろうな』
という意味合いからも、シュウタロウ君の比重を増やし、
私が合いの手を少なめに入れる方向にまとまっていきました。
結果は、本番の出来がMAX良かったので、ほんとよかった。
自分のソロ部分も、ほぼイメージどおりの声と抑揚で歌えた手ごたえがあり、
1回目のトリビュートの時より、だいぶソウルマンになりましたよねえ私、
・・・どうですかORITOさん(^^)??
みたいな、・・・
うーん、
自分の中ではORITOさんのボーカルも聴こえているので、
ORITOさんともデュエットしてる感覚でした。
『OUR BEAT』はORITOさんが語り部となり、
田舎者の青年・太郎さんが野こえ山こえ海辺に行き、
そこで出会ったセクシーな海女さんと夫婦になりーの、
子宝に恵まれーの、
を
エッチな質問を交えーので、展開していく曲です。
(どんな説明だよ)
1回目のORITOトリビュートでも演りましたが、
今回はREAL BLOODのスーバーベースボーカル・ルーサー市村さんをフィーチャーしての演奏ということで、
ORITOさんのオリジナル音源では、
主旋律とオクターブ上をご本人が重ねていたのに対し、
艦長・桜谷君の主旋律の、オクターブ『下』でルーサーさんが語る、
という面白さを楽しんでいただけたのではないかと思います。
ルーサーさんは私にとって、
ここ2年ほどルーサーさんのお宅にお邪魔して
ボイストレーニングの話や筋肉の話(笑)で幾度となくおしゃべりさせていただいており、
昨12月には私のソロコンサートにもスペシャルゲストで出演していただいた
大変仲良しの大好きな大先輩でもありまして、
個人的な交友が今回の共演につながることにもなったかな、と、
そういう面でも嬉しかったです。
『大丈夫、大丈夫』は
これこそ後期ORITOの真骨頂の1曲。
ORITOさんのレイドバック(タメ)具合が本当に独特で、
リハーサルでは全身が耳になったような状態で
ORITOさんに合わせたという思い出の曲。
ORITOさんはリハなのに、ベースの音色(枯れてスカスカな感じ)だけでなく
ドラムのスネアのチューニングも変えてくれ、みたいな力の入れようでした(^^)
お、オリトさん、それはレコーディングの際に、で良いのでわ?
なんて、
FREEFUNKメンバー一同、微笑ましくたじろいだものです(笑)。
ORITOさんと演奏していたときは、
カーティス・メイフィールドのような感じを目指したソウルアレンジ
(分かんない人はスルーでOKよん ソウル音楽だったってことです)でしたが、
何を隠そう我々FREEFUNKは、名前のとおり
ファンクバンド
なのです。
サイコーにいかがわしいファンクを聴きたければ、おまかせ下さい!でありますが、
それ以外のことさせるとビックリするくらい下手くそになったりするからな!覚えとけ!
(何で逆ギレ)
なワケですよ、ええ。
えと、
真面目な話(^^;;、
我々がソウルのまねごと・上っ面だけをなぞっても、良い事は何もないのです。
今回は、メンバー全員が『ファンクバンドとしてこの曲をどうしようか』という気持ちで一致団結して、
アレンジをかなり話し合いました。
普段は音楽の話なんか一切しない(のが続ける秘訣?)メンバーなもので、
知恵熱でて寝こみゃしないかと、ひそかに心配だった(笑)
本番も目前になって、ドラムのパターンを変えたら「それじゃん!」となり、
さらにベースを微調整、ホーンアレンジを詰めて、みたいな感じで納得のいく形に収束していきました。
ORITOさんのマインドを大事にしつつ、あくまでファンクバンドとして演る、
というメンバーの思いが、いい意味で『気迫』となって
この曲の疾走感を盛り立てられたのではないかと、思っています。
4/2(土)に、全体リハーサルがあり、
翌3日はFREEFUNKでのリハ。
4日はあえて仕事を入れずにおいたのですが、
実は3日のリハで自分の歌について悩みが深くなってしまい、地獄の1日でした(汗)
歌えば歌うほどドツボにハマることは分かっていたので、一切歌わず、
ORITOさんのアルバムを繰り返し聴いたり、
衣装合わせ(一人ファッションショー)をしたり、
荷造りをしながら『私ってそもそも何者?』みたいな自問自答をしたり(笑)。
傍から見れば完全に、ナルシストかオカシな人です(^^;;
だってね、
そもそもね、
ステージの上で歌うって、オカシイことなんだよ!
歌詞が砂漠にいる設定だったら、少なくとも歌手本人には砂丘が見えているんだからな!
ましてやFREEFUNKは、フリーファンクシャトルという船で宇宙遊泳してるんだぜ!
宇宙空間が見えちゃってるんだぜ!
頭のネジ全部抜かなきゃ見えないぜ!
・・・えーと、
どうまとめていいか分からなくなってきました(笑)
全体リハーサルと、コーラスのお話をしたかったのだけど、それはまた次回。
こんな私ですけど、よかったら仲良くしてね。(何じゃそら)
てことで、
再びしゅーりょー!!